茶道のお正月行事に「初釜」というものがあります。
新年にお客様をお招き
新春の喜びを懐石やお茶でおもてなしする行事です。
新春をお祝いする訳ですから
お庭もそれなりの手入れが必要となります。
お正月の雰囲気を清々しく演出するため、青竹で垣根を作るか
もしくは修繕します。
美しい青竹が新年の気分を盛り上げてくれます。
そして冬の情景を表現する
「敷き松葉」
苔を寒さから保護するためと言われていますが
日陰に弱い種類の「杉苔」などは
光合成が出来ず弱ってしますような気がします・・・
表千家の家元さん等では庭全面に敷き松葉をする所もあるようですが
私は苔のはげた場所やバランスを見て
冬の木枯らしに吹きだまった松葉のように
こんもりと盛ってゆきます。
剪定や掃除を終え
初釜を迎える準備が済んだ庭
お客様が季節を感じて頂けたら幸せです。
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